「ドールハウス・その後」2013年05月03日 00:53

去年の今頃「ドールハウスを自分でつくる」という無謀な計画を立て、「Making Dolls’ House」という本を参考に、東急ハンズで木材を切ってもらい、ペンキや接着剤もそろえて張り切っていることをフェイスブックで紹介したが、途中で、ドールハウス作りは私の腕には負えない大それた計画だということを思い知り、ご近所の、パソコンのことをはじめ何かとお世話になっているI氏にずうずうしくドールハウス作りをお願いしてしまった。
彼は、パソコンのことがご専門でどんな質問にも明確に答えてくださるが、テーブルや椅子を作るなども朝飯前、お煎茶の先生からの注文で、ユニークな立礼式お茶席のテーブルまでつくっちゃうというプロ顔負けのすごく器用な方である。友人から、この私に「あれ(Dolls House) は出来たの?」という質問がときどきあるが、そういう成り行きで、いまはごらんのように、立派な階段ができ壁紙がきれいに貼られている状態であることをご報告いたします

五月人形2013年05月10日 20:26

二所帯住宅の片方に住んでいた次男一家が仕事の都合で都心のマンションに引っ越していった。彼らにとって、もともと、この4年間は暫時の住まいだったので、寂しさはそんなに感じないはずだったが、一日に何回も「遊ぼ?」と訪ねてくる3歳になったばかりの孫娘が隣にいないという現実は予想以上のもので、引越しの後、ちょっとこたえた。
これを機会に、納戸の整理を始めたところ、次男の初節句に私の両親からもらった五月人形が出てきた。ガラスケースに入っている人形を取り出し、我が家に飾っておくことにする。もうお節句も終わったことだが、5月いっぱいは我々を楽しませてもらおう。

「舟を編む」を読んで2013年05月10日 23:43

映画館で「舟を編む」を予告編で見て、おもしろそうだな、観たいな、と思いながらなかなか実現しないでいたら、友人が原作を持っているというので借りることにした。この写真では帯に漫画が使われているが、私の借りた本には映画で主人公を演じた松田龍平と相手役・宮崎あおいの写真が載っている。
 もう最初から次々と映画の役者の顔が浮かんでくるままに「大渡海」という辞書を編纂するチームの15年にわたる苦難のストーリーをあっという間に読み終えた。
 最近は、軽く読める、漫画的(?)な小説を、ライトノベルと呼び、略して「ラノベ」というらしいが、この本がその「ラノベ」に当るか、否かがインターネット上のレビューなどで話題になっている。確かに、物語性からすれば、主人公の恋愛も、出版社の中の出来事も、短くあっさりと描かれ、その点ではちょっと物足りなく思った。
 しかし、辞書が出来るまでの現場の様子は大変興味深く、カードをつくって、一つ一つの言葉を見つめ、考えを深めていく主人公たちの様子は大変面白い。その中で出てくる「あがる」「のぼる」の違いの話、「西行」にどれだけの情報を入れるかの論議、「男」「女」の違いをどう説明するかの疑問、等々、読みながら、ときどき我が電子辞書の「大辞泉」で確かめてみた。実は、何年か前に、本棚を軽くするという理由で、重い「大辞林」を処分してしまっている。電子辞書を閉じながら、ちょっと後悔の念にとらわれた私である。
 現在は、村上春樹の「色彩を持たない・・・」のレビューに出てきた「オシャンティ」とか、今度のレビューに出てきた「ラノベテイスト」とか、ネット上で検索すれば、すぐ出てくるが、言葉とはいえないような新造語の氾濫である。電子辞書の登場とか、そういう問題にはまったく触れていない小説だったが、時代設定がだいぶ古いのだろうか。

「新横浜ラーメン博物館」2013年05月14日 00:31

きょう、夫と新横浜の家具ショールームに出かけ、お昼ご飯をどこで食べようか、ということになった。夫が新横浜には「ラーメン博物館」というのがあるはずだ、と言う。「えっ、何、それ?!」と、ラーメンにそれほど関心がない私は思ったが、ラーメン好きの夫は、ずっと気になっていた場所らしい。

ウィキペディアによると「1958年の街並みを再現したフードテーマパークで、ラーメン博物館の成功が全国各地でフードテーマパークや、ショッピングモール等に、店を厳選してのミニフードテーマパークが誕生するきっかけの一つとなった」そうであるが、着いてみてびっくり・・・入場券を払って、昔は映画館だったらしい古い建物に入ると、我々の子供時代の風景が広がっていた。

二人で食べた札幌ラーメンは、麺が硬くゆでてあって、なかなか美味だったが、年寄りの我々にはちょっと油ぽかった。

富士山を堪能した一日2013年05月17日 23:45

都心のマンションから山中湖村のセカンドハウスに永住を決めた友人夫妻の家を訪問した。富士山周辺は、ほとんど車で訪れるばかりだが、今回はめずらしく電車を利用しての小旅行だ。大月から可愛らしい電車の富士急に乗る。世界遺産の審査に通ったことも、円安の影響もあるのか、外国人が多く乗っている。20分ほど経っただろうか、車窓から大きな富士山が現れた。雲がほとんどなく素晴らしい富士山、走る電車からたくさんの人が写真を撮っている。
その名もずばり「富士山」という名前の駅で降りて、迎えに来てくれた友人夫妻の車で山中湖の家に向かう。彼らの家の窓からも大きな富士山が・・・ 富士山を堪能した一日でした。