菊地裕介 ピアノリサイタル2014年06月02日 12:01

新鋭のピアニスト、菊地裕介さんのピアノリサイタルに出かけた。フランス語の仲間である裕介さんのご祖母からの案内をいただいたということもあるが、シューベルトのソナタを生で聴いてみたいというのが主な動機だった。
 シューベルトのソナタ21番の第1楽章で何回も繰り返される単純な出だしのテーマはやはり印象的、そして、第4楽章でのクライマックスが圧巻だった。彼の、鍵盤上で交差された腕と指から音が飛び交うテクニックはすごい!
 自由席だったが、たまたま私の席は彼の手がよく見えるところ、暗譜で細かい音符を引き続ける動きに、感動しながらも、「腱鞘炎」にならないかしら、と心配したぐらいだったが、なんと、それはコンサートがアンコールの段階になっても、なお続いた。
 プログラムの曲目が終了後、彼は、2月の大雪時のリサイタルに演奏した「展覧会の絵」を、大雪のために会場に来られなかった人のために弾くというのである。アンコールにはベートーベン・ソナタの第2楽章あたりかな、と予想していたが、そこで、約30分も続くムスログスキー「展覧会の絵」が演奏されたのである。「すごいエネルギー、そしてサービス、若いのねえ」と感心しながらホールを後にした。

アナと雪の女王2014年06月08日 23:36

ついこの間まで、赤ちゃん言葉しか話せなかったのに、4歳になったばかりの孫娘が「アナと雪の女王にはまっちゃったの」と言って、買ってもらったCDを毎日聴いたり踊ったりしているらしい。それを聞いたステント爺さんが、今年のアカデミー賞もとったことだし、劇場で観客が一緒に歌えるという回に連れていこうと言い出し、日曜日の朝9:35の回に私も一緒に行くことになった。
画面上の字幕には、進行中の歌詞の場所の色が変わり、歌いやすいようにしてある仕組み。しかし、ほぼ満席の会場、ほとんど歌声は聞こえない。横の我が孫娘も蚊の鳴くような声で歌っているだけ。周りも似たようなものだ。映画自体の音声がやたらと大きいので、それに対抗するには、よほどの声をださないと駄目である。せっかくのアイデアで、観客も増えているようなのに、もうちょっと工夫してほしいと思った。

これは何?2014年06月16日 23:16

施設に入っている95歳の母が一時帰宅で妹のところにいるので、母に会いに出かけた。ほとんど体の自由が効かず、寝たきり、介護5の状態なので、介護は考えようによっては楽かも、と妹は言い、来月から自宅での介護に切り替える予定だそうだ。
一日中寝ている状態で、言葉もほとんど出ない状態だが、自宅で妹と私が話している光景を見てうれしそうに笑ったのには感動した。
母の食器棚の中にこんな面白い鉄製の入れ物があったので、一応、母に断って(ほとんど反応なし)もらってきてしまった。三つ足がついていて、中は汚れているので、ステントマンは「灰皿に使っていたのかな?」と言っている。どなたか、これがどういうものか分かる方いませんでしょうか。大きさが分かるように横に眼鏡を置きました。

匠の技+センス2014年06月25日 20:31

友人のお嬢さん、ガラス工芸家の岩崎恭子さんが参加する3人展「なついろの雫」を見に、日本橋高島屋まで出かけた。小さなきれいなガラスの作品が素敵なブローチ,ネックレスに変身している。こんな細かい仕事を、工房では火を使ってやるわけだから、さぞ大変なことだろう…と作家としての苦労を思った。
お手頃な値段で、素敵な花のブローチなどを購入、帰りに、日本橋三越に寄ると、たまたま<日本の職人「匠の技」展>という催し物が開催中、ガラスのネックレスも販売されている。それを横目で見ながら「匠の技」のタイトルは岩崎恭子さんのほうに相応しいな、と思いながら通り過ぎた。

NHKラジオ放送をスマホで聞く2014年06月27日 21:16

新聞で紹介されていたスマホ用のNHKラジオ放送の無料ソフトをダウンロードして初日のきょう、夕飯の支度時に台所でFM放送を聞いていたら、マイヤーベアーの特集をやっていた。そして、最後のほうの歌曲で、なんとハンプソンの声を聞くことができた。昔は、何回も何回も聞いていた大好きな4曲、いま聞いてみると、やはり若い! そしてなんといい声だこと! 14年以上も前のころを思い出し、感慨に耽ってしまったので、味付けが多少変だったかも!