サンタと喪中はがき2014年12月09日 21:45

12月になると出てくる玄関マット、デコレーションをする手間も必要なく、簡単にXmasの気分にさせてくれる大事な道具だ。 いつもは、今頃は年賀状つくりに大わらわといったところだが、今年は母の喪中なので暇である。ただ、喪中の知らせを印刷した住所録、一番正確な新しいものをOSをXPからWin7に変更した折に紛失してしまった。そこで、古い住所録を一つ一つチェックしてプリントアウトして発送した。しかし、やはり漏れが多分にあり、「宛先に尋ねあたりません」とハンコが押された葉書が時々ポストに入ってくるので、「しまった」と思うことしきりである。 友人からの喪中の知らせも次々ときている。亡くなっているのは、ほとんどが90歳台の方たちだ。中には103歳と106歳という年齢もあったのには驚いた。きょうは、友人ご夫妻のそれぞれの母上が99歳と98歳で亡くなられたという喪中葉書が届いた。すごい時代になったものだ。

「夢見るフランス絵画・印象派からエコール・ド・パリへ」@Bunkamura2014年12月12日 23:48

会場に入ると、すぐ個人のコレクションだという説明を目にした。観ているうちに、こんなに沢山のすごい絵のコレクターって、一体誰なの?という疑問がまず出てきたのも自然の成り行きだろう。ネットの情報だと、日本人らしい。すごいお金持ちがいるものだ。
セザンヌ、シスレー、モネ、ルノワールと印象派が並ぶ。その中ではモネの「エトルタ・夕日のアヴァル断崖」が印象的。ヴラマンクがたくさんあって、強いタッチが魅力的だと思った。あと、デュフィの「エッフェル塔」はすごく現代的で、デザイン画としても素晴らしい。それから印象に残ったのは、モリジアーニの「バラをつけた若い婦人」、絵とともに額もこの絵にぴったりで素晴らしかった。

「ニューヨークの巴里夫」2014年12月14日 09:58

ニューヨークとパリの風景をバックにいろいろ楽しめる映画と思いきや、とんでもはっぷん、映画の舞台はほとんどニューヨーク、それも中華街で展開される。
日常会話で夫はフランス語、妻は英語を話し、二人の子供がいるパリに住む夫婦、妻がニューヨークで好きな人が出来たと告げて子供を連れてニューヨークに行ってしまう。それを追いかけてNYに行き、自分も中国系アメリカ人と偽装結婚してアメリカ永住権をとろうとする夫(職業は作家)のドタバタ喜劇。
セドリック・クラピッシュ監督によるコメディドラマ・シリーズの第3弾だそうだが、前の2作は見ていない。そのためか、英語とフランス語、そして時に中国語、スペイン語までが行き交い、主人公のレズの友人の話や、昔の恋人(「アメリ」のオドレイ・トトウ)が登場したりして最初は話の展開にちょっとついていけなかったが、主人公がアメリカ永住権を得るために悪戦苦闘するあたりからは面白くなった。
主人公、グザヴィェ役のロマン・デュリスが適役で好演。そして、レズ役のセシル・ド・フランス、美しい人だなと思ったが、レズのラブシーンは観たくなかった。
主人公がパソコンのスカイプ経由でパリの編集者と話をする時の呼び出し音、耳慣れた音が聞こえてきて、世界中、みんな同じことやっているんだなと改めて思った。

「ゴーン・ガール」2014年12月15日 20:34

このミステリー映画、だいぶ話題になっている。そこで、何も情報を得ないように注意し、新聞の評も読まず、ネットの情報にも目を瞑りながら、まったく白紙の状態で映画館に足を運んだ。
長い映画でお尻が痛くなったけど、久しぶりに面白い映画を観たという印象。ハンプソンに似ていると私が密かに思っているベン・アフレック、ちょっと太っておじさん風になっちゃったけど、なかなかいい味を出していて、役柄にピッタリだった。
原作がベストセラーになっていて、日本語訳で文庫本も出ているようだ。読んでみようかな。

「あわれなホワイトチョコ・ケーキ!」2014年12月18日 12:36

昨日はステントマンの72回目の誕生日、それも6回目の自分の干支である午年で迎える誕生日だ。二人だけでシャンパンを飲むはずが、妻子が実家に行っていてチョンガーの長男も来るというので、急遽、ケーキでもつくろうかなと、久しぶりに電動泡立て器を取り出した。取り出したレシピは「ホワイトチョコ・ケーキ」。
うまくスポンジが出来上がったところまでは順調だったが、ホワイトチョコレートをきざみ、温めた生クリームに入れて湯煎でチョコを溶かす段階で失敗、飾り用のクリームがちっとも固まってくれない。冷凍庫にまでいれて何とか固めたクリームをスポンジに乗せたら、みるみるうちにクリームが溶け、スポンジも傾き、こんなケーキになってしまった。それでも味のほうはなかなかのものでした。
スーパーで安いホッキ貝を見つけたので、玉ねぎとニンニクを炒めたソースをかけてオーブンに入れ、それが前菜、メインはコッコ・オ・ヴァン