多摩の千鳥ヶ淵2016年04月03日 22:53

「ミレニアム」の原作を読み始め、複雑な登場人物に頭を混乱させながらも、その世界にどっぷり浸かって運動不足の私、ステントマンを誘って、去年も楽しんだ近くの桜の名所に散歩に出た。「ここは千鳥ヶ淵?」とまちがえそうな見事な桜並木が乞田川という多摩川の支流(一応、一級河川)に並んでいる。なんの出店もなく、お花見の宴を繰り広げている人も、散歩している人さえもまばらだ。もったいないなあ…

ミレニアム1,2,32016年04月12日 20:47

いまごろ何言っているの、といわれそうだが、「ミレニアム」にはまって、スティーグ・ラーソン作「ミレニアム3」まで上下巻をそろえ、いまは「ミレニアム2」上巻を読んでいる。ブームになった当時、なんだかおぞましい殺人事件の話のようなので敬遠していたことを思い出しながら、なるほどこれは恐ろしいと思いながらも夜おそくまで読んでしまう。
映画を先に見てしまったのだが、映像では分からなかった部分も丁寧に書いてあり、結末が分かっていても面白さが減少することはない。 映画の中のミカエル、もうちょっとハンサムだといいのにと思っていたのが、本を読んでいてもそのイメージはなかなか消えない。しかしリスベットは映画のイメージとぴったり合って、原作でもなかなか魅力的だ。
「これぞエンターテインメント小説」というキャッチフレーズがぴったりで、実際にはあり得ないような話を楽しむことができる。翻訳の文章も自然ですごく上手だと思う。

福岡への旅2016年04月27日 23:04

20数年前に夫の転勤で4年間過ごした福岡は楽しい思い出いっぱいの懐かしい場所だ。特に染付の磁器が好きな私は、ゴールデンウィークの有田の陶器市には毎年出かけて、掘り出し物のお皿や小鉢を買うのが楽しみだった。
いま、その中で日常に使ってひびが入ったものを買いなおしたリ、もう少し来客用に欲しいというものもある。そろそろ人生の身仕舞いをしなくてはならないのに…という気分もあるが、久しぶりに友人に会えるということも旅の目的の一つである。地震という思いがけないことが起こり、躊躇する気持ちもあったが、思い切って出かけた。
空港からレンタカーでの久しぶりのドライブ、周りが全部山で囲まれている九州道は若葉の濃淡が実に素晴らしい。
陶器市には3日早い。しかし以前は、もうバーゲンは始まっていたと思うが、目的の窯元の一つ「しん窯」は「陶器市はゴールデンウィークからです」と、すげない態度、「源右衛門」でもまったく相手にしてもらえなかった。
しかし、もう一つの私のお気に入り「福珠窯」では、目的のものを実に安い値段で求めることが出来た。
2日目は、昔の住まいの近辺を歩き、「ジパング」という骨董屋がまだ健在なので、ついつい中に入ってしまった。店主はよく私たちを覚えており、いまは器の相場が下がって昔の半分ぐらいしか価値がないこと、骨董好きのご主人が亡くなって未亡人がお皿を買い戻してくれと言われても、昔の値段では買えないので困っているなどという話をしてくれた。 記念に、手ごろなお値段の細長い小さなお皿を、さらにまけてもらい、購入した。
博多の駅周りの賑わいは昔とは数段の違いがある。キッテビルがオープンしたばかりで、すごい人出、駅前広場ではバラの展示会などもやっていた。
その夜は,久しぶりの友人との会食、これぞ博多、という一品、まだちょっと動いている透き通った烏賊のお刺身を食べた。おいしかった!!!

一人のランチ2016年04月30日 13:59

きょうのお昼は一人なので、昨日の昼食の残り、スパゲッティのお出ましだ。新たにサヤを細く切って茹でて上に乗せ、福岡で求めたお皿に盛って食べる。
本来は5客揃いだった角皿、一客だけなので、普段はせいぜいおつまみを入れるぐらいだが、こうして使えば残り物のスパゲッティもなかなかおいしそう。グラスの中はl’eau gazeuse(炭酸水)でーす。