パリは人種の坩堝。2016年11月25日 23:28

パリではいやな思い出も数回あるけれども、またここに来ると、その街並の見事さ美しさに圧倒され、ため息が出てしまう。道を歩けば、相変わらず、犬の落とし物に注意しなくてはならないし、地下鉄には怪しげな人がいるしきたないし、バスに乗ればあたりかまわず大きな声で話す人はいるし…という具合で腹のたつことも多いが、やはりパリは何度でも来る価値がある。
今回は中心地から離れたところに宿泊したので、パリジャンの日常を見ることができたような気がした。3人以上の子供を持つ夫婦には政府が手厚い待遇をしているように聞いているが、たしかに子供を連れている人が多い。そしてアフリカ系のおばさんが子守りとして子供の送り迎えをやっているケースに何回も出会った。共働きでお母さんは働いているのだろう。道路工事の人たちには白人はまったくいないし、運転手も同様。ロンドンもそうだったが、人種によって職業が分かれている事実を毎度のことながら思う。
難民のことが気になっていたが、中心地のデパート横の歩道の端に座り込んでいる家族がいた。その子供たちはなんと小さなテントの中にいるではないか、思わず目をそむけてしまった。入るだけでセキュリティを受けるデパートの中のブランド店には多くの中国人観光客、そして道路には難民の家族、トランプ効果で株価は上昇しているとか…これからの世界はどうなっていくのだろう。
老眼鏡の上に携帯用の拡大鏡をつかっても地図が読めない老夫婦の旅、最初のハプニングがあまりにも強烈だったので、後は十分に神経をつかって無事終了。
写真はオルセー美術館の時計からみたセーヌの右岸

コメント

_ 川嶋千恵子 ― 2016年12月02日 12:00

旅行のお話を、楽しく拝見させていただきました。おかえりなさい!

_ Atsuko Tsujisaki ― 2016年12月08日 21:05

千恵子さん、コメントありがとうございます
出だしは夫の大ポカで大変でしたが、そのおかげ(?)で錦織の試合をみることが出来ました。詳しくはまたお会いした時に::

_ Atsuko Tsujisaki ― 2016年12月08日 21:05

千恵子さん、コメントありがとうございます
出だしは夫の大ポカで大変でしたが、そのおかげ(?)で錦織の試合をみることが出来ました。詳しくはまたお会いした時に::

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://atsukotsujisaki.asablo.jp/blog/2016/11/25/8260634/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。