おば(あ)さんたちの雛祭り2017年03月02日 22:45

料理を一品持ち寄っての雛祭りの会を提案し、お料理の上手な主婦が我が家に集まった。ラザニア、グラタン、鶏肉をシウマイの皮で揚げたおつまみ、テリーヌ、ケーキ等々、皆さんは手製のおいしい料理を提供、私はとっておきのワイン提供、「ワインが大好き」というのが参加の条件だから、皆さん食べっぷりも飲みっぷりも頼もしい。ステントマンが前日奮発して買ってきてくれたブルゴーニュの白ワイン、昨年訪仏の旅で求めたマルゴーの赤、それから友人提供のめずらしいポルトガルの赤ワイン等々を空にし、多いに盛り上がった。

「俺たちに明日はない」裏話2017年03月03日 22:09

今回の話題多きアカデミー賞のあくる日だっただろうか、読売新聞を読んでいたステントマンが「編集手帳」の最初の何行かに「これは面白い」という声をあげた。
「映画そのものに名作があるように、邦題にも名作がある。銀行強盗を繰り返す主人公二人の名前を並べた原題『ボニーとクライド』(1967年,米国)を、『俺たちに明日はない』と“超訳“したのは誰のお手柄だろう。その邦題に,青春の記憶がうずく人は多い筈である。主役を演じたウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイのご両人を久しぶりにテレビで拝見した。アカデミー賞の授賞式である。…(以下略)」
当時「俺たちに明日はない」の配給会社であるワーナーブラザース映画に勤務し、宣伝マンとして働いていたステントマンは、そのお手柄の直接の本人ではないけれども、その邦題になった経緯の真っただ中にいた。
昔は洋画の題名を邦題にかえるのは宣伝マンの大いなる仕事のひとつであったとのこと、最初にでた案はなんと「墓場への道」だったそうだ。上司がそう決めたのを「エー、それはないんじゃない?」と思ったけど、変わる名案も無いまま、映画のチラシもつくり、そのままその邦題が通りそうになった。
ところが、年末にひっそりと2週間だけ正月映画公開迄のつなぎとして「丸の内松竹」で上映される筈だった「墓場への道」、前の映画が意外にヒットして長期上映となり、入る場所が無くなり上映延期になった。
翌年、同じ映画館で上映されことになるが、タイトルはその上司が、やはり「墓場への道」ではまずいと思ったのだろう、「ジェイムス・キャグニーのギャング映画『明日に別れの接吻を』(Kiss Tomorrow Goodbye)みたいなタイトルを誰か考えられないのか!」とぶつぶついう。そして数週間後「これで行け」と言ったのが、「俺たちに明日はない」だったそうだ。
ノーベル賞の作品賞発表したのが、銀幕上のかつての“ボニーとクライド”だったこと、そして間違い発表のこともあり、「俺たちに明日はない」がまた脚光を浴びている今回の記事、かつての上司にも知らせなくてはとステントマンと言っているところである。ちなみに、その上司は我々の仲人で、先日、金婚式のお祝いに一緒に食事をしたところである。彼は業界では伝説の宣伝マンです。

[麻雀放浪記]2017年03月19日 11:03

最近、ネットでの麻雀ゲームにはまっていて、後で後悔するような無為な時間を過ごすことの多い私、テレビ放映「麻雀放浪記」についつい目が行き録画をしてしまった。
阿佐田哲也作の小説をもとに33年前に東映で作られた映画で、当時大変話題になった。やはりテレビで観たような記憶があるが、ほとんど忘れている。
戦後すぐの博打打ちの男たちの世界、麻雀に家の権利書までかけて勝負するヤクザな男達の話だ。真田宏之が若々しい。鹿賀丈史は今も昔も変わらぬ風情、大竹しのぶは現在の役柄とは正反対の清純な娘役、加賀まりこは相変わらずの強気な女役。
二人組んでのインチキの結果、大三元(ダイサンゲン)、四暗刻(スーアンコウ)、天和(テンホウ)、九蓮宝燈(チューレンポウトウ)なんて見た事もない、聞いた事もない役が頻繁に出てくる。
いま麻雀の符や役を覚えようとしている私には、映画の面白さはいま一つ伝わってこなかったが、「リーチ」はアメリカ人のプレイヤーが始めたこと、牌の混ぜ方、そろえ方等々、麻雀の奥の深さを改めて勉強する機会にはなった。
最も自動式の麻雀全盛の今日ではこのような仕掛けの映画は成立しないだろうなナ。