[麻雀放浪記]2017年03月19日 11:03

最近、ネットでの麻雀ゲームにはまっていて、後で後悔するような無為な時間を過ごすことの多い私、テレビ放映「麻雀放浪記」についつい目が行き録画をしてしまった。
阿佐田哲也作の小説をもとに33年前に東映で作られた映画で、当時大変話題になった。やはりテレビで観たような記憶があるが、ほとんど忘れている。
戦後すぐの博打打ちの男たちの世界、麻雀に家の権利書までかけて勝負するヤクザな男達の話だ。真田宏之が若々しい。鹿賀丈史は今も昔も変わらぬ風情、大竹しのぶは現在の役柄とは正反対の清純な娘役、加賀まりこは相変わらずの強気な女役。
二人組んでのインチキの結果、大三元(ダイサンゲン)、四暗刻(スーアンコウ)、天和(テンホウ)、九蓮宝燈(チューレンポウトウ)なんて見た事もない、聞いた事もない役が頻繁に出てくる。
いま麻雀の符や役を覚えようとしている私には、映画の面白さはいま一つ伝わってこなかったが、「リーチ」はアメリカ人のプレイヤーが始めたこと、牌の混ぜ方、そろえ方等々、麻雀の奥の深さを改めて勉強する機会にはなった。
最も自動式の麻雀全盛の今日ではこのような仕掛けの映画は成立しないだろうなナ。