ポトフ(Pot-au-Feu)2017年06月22日 01:52

いまから15年くらい前だろうか、やはりステントマンとパリに旅をしたとき、今回の旅の最後のレストラン「Chez Paul」に行った。その時にはメニューにあった「ポトフ」を注文、しかし大きなお肉を食べるのでお腹がいっぱいになって、大量にスープを残し、ウエイターは「下げていいの?」と残念そうに聞くし、ステントマンにも「おいしそうなスープだったのに」などと言われ、「ああ、ちゃんとスープも残さず飲むべきだった」と、それがずっと頭に残っていた。
今回、同じレストランで、偶然に、まったく同じ席に座り、勇んでメニューを見るが、夏のメニューには「ポトフ」は載っていなかった。しかしウエイターに聞くと、「ある」という。さっそく、今度こそはスープも残りなく飲んでやろうと意気込んでいたら、なんとやってきたのは鍋そのもの、「えっ? こんなものだった?」と唖然としてしまう。でも「ポトフ=Pot-au-Feu(火にかけた鍋)」ということだからこれで正解だ。昔はもっと品よく深いスープ皿に入っていたと思うがなあ…と思いながら、骨の中のゼラチン質の髄をすすり、厚い大きなお肉を食べたら、やはりあまりスープも飲めないままに終わってしまった。
昔、飲まなかったスープは、頭の中で、ずっと、おいしいおいしいスープとして存在していたのに、その夜の現実のスープはあまりおいしいとはいえないものだったというわけだ。
友人たちもステントマンも、けっこう大きな鍋を相手に奮闘している私を笑いながら見ていたっけ…i

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://atsukotsujisaki.asablo.jp/blog/2017/06/22/8601929/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。