額賀澪「ウズタマ」2018年01月07日 23:33

日本経済新聞の書評で「小説を読むことの喜びが立ち上がってきて、その至福に包まれる」と絶賛されているのを読み、その至福を味わってみたいと購入した。 主人公が子供の時の1995年と現代の2017年が交互に描かれ、読者の興味をどんどん引き込む手法はうまいと思ったが、「至福」となると、ネットのレビューに出てくる「涙、涙」も一滴も出なかったし、私には適さない言葉だと思った。