「スリー・ビルボード」2018年04月12日 15:56

周りで「面白かった!」という感想が多いので、観損なったという気持ちにならないようにと、50席ほどの小シアターに観に行った。
娘がレイプされた上に焼き殺されたという悲劇の母親が、時とともに忘れ去られていく事件を、何とか犯人逮捕に持って行きたいと考えた末のアイデアは、街道沿いにある3つの大きな看板を利用して警察及び警察署長を名指しで批判することだった。そのアイデアがアメリカ南部、ミズーリ州の小さな街の中にいろいろな波紋を引き起こし、一人の人間がいろいろな側面を持っている現実が描かれていく様子が興味深い。 その中で、犯人探しに憑かれたような母親を演じるフランシス・マックドーマンドの演技及び表情は迫力満点だった。
さすがにアカデミー賞主演女優賞に輝いただけはある。