54年ぶりの「かくも長き不在」2018年07月23日 23:03

1964年日本公開という映画、まだ独身の時に観て、アリダ・ヴァリの印象が強烈で、感動的だけど、救いのない反戦映画という記憶をずっと持っていたが,、今回WOWOWでの鑑賞で、だいぶ違った印象を持ったことに驚いた。
いくら悲惨な戦争体験を経てきた夫の顔や声とはいえ、すぐに本人だと確信できないという話の展開にちょっと無理がある。最初から、夫だと確信した話の展開のほうが自然だ。また、夫が彼女の知らない「セヴィリアの理髪師」の中の一つのアリアだけを口ずさむという事実には、観客にはもう少し説明が必要だと思う。
ところで、最後は救いのない展開だと記憶していたのに、今回のラストを見る限り希望が持てるエンディングのようだ。それとも、もしかして二つのバージョンがあったりするのだろうか。

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