「禁色」を読んで2018年08月22日 23:20

三島由紀夫といえば「春の雪」「奔馬」「暁の寺」「天人五衰」の四部作「豊穣の海」を読んでいたく感動し、輪廻転生、唯識思想などに興味を持ち「春の雪」の舞台になった奈良の円照寺を訪ねたりした30年ぐらい前の自分を思い出す。
「禁色」はずっと本棚にあって、横目で眺めてはいたが、以前読んで途中で放棄したのだろうか、まったく話の内容は覚えていない。
ところが、再読し始めてからは、ものすごい三島ワールドに頭を突っ込んでしまったと思いながら、絶世の美青年の悠一ってどんな人? キムタクみたい? それとも大谷選手みたいにスタイルのいい人?…なんてばかみたいなことを考えつつ、三島ならではの名文、難文と格闘を続けて一気に読み終わってしまった。三島由紀夫ってやっぱりすごい! それにしても三島文学には辞書は必須である。
ところで、昨今LGBTという言葉が毎日のようにマスコミに登場している。三島が生きていたらどんなコメントを発しただろうか。

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