没後50年藤田嗣治展@東京都美術館2018年09月29日 22:44

東京国立近代美術館の生誕120年記念展の作品群とほぼ同じような展示のようだ。時代によって変化する多数の絵画を楽しむ人々で上野の東京都美術館は大入り満員、もうちょっと早く来ればよかったと後悔しながら人々の頭の上から脇からの鑑賞。
今回はステントマンがやたらと所蔵者のところを気にしている。個人蔵が結構多い。そのうち「愛媛県だ、三重県だ、京都だ、ポーラ美術館だ……こんなに沢山の日本各地の美術館から集めているんだ」などと言っている。去年パリのポンピドゥー美術館に観に行き「藤田は常設展には置いておりません」と言われて観ることができなかった「カフェ」も今回の目玉作品としてゆっくりと観賞できた。
 今回、私が印象に残ったのは、つい先頃築地に行ったせいか、一人の魚仲卸人を描いた「魚河岸」、夫は、四谷左衛門町での「自画像」 そして2人共通のお気に入りはやはり「カフェ」ということに…
 出口の売店で桃屋のラッキョウを売っている。その関連性は? 「桃屋の花らっきょうが大好きでパリでも輸入品の桃屋の製品を食べ、その空き瓶に顔料を入れて使っていた」と桃屋のHPにあった。10年ほど前に訪ねたパリ郊外、ヴィリエ・ル・バクルの藤田の住居に、東芝の電気釜があったことをまた思い出す。

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