「Once upon a time in Hollywood」2019年10月06日 23:33

久しぶりに映画を2本続けて観た。一つはタランティーノ監督の「Once upon a time in Hollywood」もう一つはWOWOW(録画)で観た「空飛ぶタイヤ」という日本映画である。まず「Once upon a time...」の感想…
タランティーノ監督の名前は知っていたし、かつての彼の映画の「パルプフィクション」「キルビル」などの題名にも記憶があるが、たぶんどれも観ていないと思う。はて、なぜ今回観ることになったか。この毎日の猛暑の中、冷房の部屋で韓国問題の放送を見ているうちに陽が暮れ、「ビビンバのもと」とか「ゴルゴンゾーラのもと」とか、冷蔵庫の中にあるもので糊口をしのいでいた(ただ無精なだけ!)数日間を反省し、夫が「行きたい、観たい!」という映画を「どんなもんかいな」と好奇心で観る気になったわけである。
「どうせ寝ちゃうんじゃないの」という彼の予測どおり睡魔に襲われること数回、タランティーノの映画を愛する遊び心がいろいろ組み込まれているところをコックリコックリと首が動かなくするのが精一杯で画面を見つめる。
シャロン・テイトが出てきて画面には時計があらわれる。あの有名な悲劇までのカウントダウンが始まるのかな、となったところで私の睡魔は消え去った。
ずっとタランティーノ監督の映画を観てきている夫は、「すごく面白かった!」といたって満足、スティーブ・マックィーンやブルース・リーのそっくりさんがでたり、いろいろ意味ありシーンの説明をしてくれる。それを聞いていて私も睡魔に勝ってちゃんと観ていたような気分になった。主演のふたり、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが好演。さすがに少し老けたが、それが、今回の役回りにぴったりでもある。

<空飛ぶタイヤ>2019年10月06日 23:49

既に下記に報告した映画「Once upon a time in Hollywood」同様、WOWOW放映の映画「空飛ぶタイヤ」もなかなか面白かった。
昨年だいぶ話題になったようだが、「半沢直樹シリーズ」や「下町ロケット」などの池井戸潤の原作も読んでいないし、まったくの予備知識なしの映画鑑賞だ。まず出演者の顔ぶれに驚く。長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生、ムロツヨシ、その他、名前は知らないがテレビでよく見る若手俳優が次から次へと現れてくる。長瀬智也演ずる運送会社の社長と、リコールを恐れて真実を隠す大企業の一員としてのディーン・フジオカ、その2人を中心に話が展開するが、良心的な銀行員としての高橋一生等々、ハンサムな若者たちの演じ様も楽しい。
実際の話では、運送会社は破産し、リコール隠しを暴かれた三菱自動車も、随分と新聞紙上を賑わしたらしい。