「パリに住んだクリスマスとお正月」(16)パリジエンヌ2020年01月04日 06:58

 パリ滞在もあと4日となった。ルーブルのすごい人の波にすっかりエネルギーを吸い取られてしまった我々、その次の朝、今日は観光客としてはできないことをしましょうということで意見が一致した。
まずお土産にするチーズの予約をしに近くのチーズ屋さんに行く。嬉しいことに、日本人の女性が出てきていろいろ説明してくれる。それにしても、フランスのチーズって、どうしてこんなに美味しいのだろう。
 さて午後の私は美容院に行きたいのである。髪がだいぶ伸び、白髪の部分がだいぶ露出してきている。アパルトマンの近くにあって、地元の年配の女性が利用しそうな美容院を前から目をつけていた。
 「パリで美容院に行く」というテーマでは一つ苦い思い出がある。今から15年前、やはり長期旅行の折、シャトレにある美容院に面白半分に飛び込んで「少しカットしてください」と頼んだのである。すごく若い美容師が「フランス語ができない東洋人」が来たというのですっかり興奮(?)して、私がフランス語で「カットしてください」と言っている(?)のに、「英語だ、英語だ、英語ができるのは誰だ?」というような感じで騒いだのである。
結局私の拙いフランス語でヘヤーカットは終了したけど、作業中、お湯はポタポタ首の周りに落ちるし、結果は注文とはおよそかけ離れたヘヤースタイルになってしまったのだ。
 それに比べて、今回のパリの美容院では、「私のズボンに染料がくっつかないかしら?」というような、体をカバーする布の使い方などに不安はあったが、美容師さんのハサミ捌きは実に見事、出来上がりも上々、夫に「パリジエンヌになったね。特に後ろ(!)がいいよ」と言われた、

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