青空の下でワイン試飲会2013年07月01日 16:17

梅雨の晴れ間の日曜日、神田すずらん通りの「すずらん祭り」に出かけ、テントの中でのワインバーで、ソムリエの解説を聞きながらのブラインド・テイスティングに参加した。もともと銘柄を当てることは得意ではないので、白ワインのピノ・ブランだけ当っても、それで大満足。お天気もいいし、風も気持ちよく、青空の下でのワインを満喫した。
いろいろな人が「ワインの試飲」という看板に興味を示し立ち止まっていた。ワインの人気はますます高くなっているのだろうか。

「華麗なるギャツビー」2013年07月04日 22:16

別にディカプリオのファンというわけでもないのに、ギャツビーを彼が演じているのを見てみたいと思ったのがこの映画を観た動機。
「The Great Gatsby」が、「偉大なる」ではなくて「華麗なる」となったのはうまい訳だなと思う。昔、この日本語訳の題名に惹かれて、フィッツジェラルドの原作を読みかけたが、途中で挫折したことも映画もみるきっかけになったかもしれない。
「『ムーラン・ルージュ』のバズ・ラーマン監督ならではの絢爛豪華なシーンが見もの」と宣伝文句にあるが、私にとっては、混沌とか猥雑といってもいいような、美しさとは無縁のパーティ・シーンが続いた。そういえば「ムーラン・ルージュ」もあまりいいとは思わなかった。それに、ストーリーの展開がすごくくどくてダサい。恋人のキャリー・マリガンはそれぼど魅力がないし、トビー・マグワイヤもミスキャストだと思う。ディカプリオは、まあまあかな・・・。
夫を一緒に観ようと誘ったら、断られたので一人で観にいったが、よかった! きっとブーブー文句を言われたに違いない。

俳句を楽しむ会2013年07月09日 21:52

集会所で始まったおばさん達のサロン活動、第2週目のテーマは「俳句をつくってみよう」ということになった。25年間、いろいろな句会に属し、いつも頭の中は「5・7・5」のリズムで回っているSさんが、まったく俳句とは無縁の生活をしてきた主婦たちの先生だ。しかし句会というのは「先生」という呼称は禁句で、メンバーも共に姓ではなく名のほうで呼び合うのが習慣ということをまず教えてもらう。
最初に配られた資料は「近代俳句の基礎知識」というプリント、もともとSさんが国語の塾をしていた時に使っていた中学の教科書からの引用だそうだ。夏の季語の中に、ビールが大好きな彼女が手書きで「ビール」と加えているのがおかしい。季語のほかにも俳句をつくるうえでのコツ、マナーなどもいろいろ教わり、最後にそれぞれが初めて俳句をつくることに…
初体験という人たちばかりだが、なかなかどうして、皆さん、俳句をつくるのがお上手、「ろんぽわん句会」という名称の句会としてのスタートは上々のようだ。
以下は私の記念すべき初めての俳句です。

長雨やネットで語る友ありき
孫去りてひときわ寂しゴムプール
熱中症昔はなんと言ったやら

猛暑の京都2013年07月12日 23:32

ひょんなことから猛暑の京都に夫と小旅行をしてきた。とにかく暑さは半端でない。続けてあちこち観光する気力もなく、今回はほんの少し、昔なつかし初級コースのお寺めぐりをしてきた。
祇園祭はまだ準備段階だが、どこでも観光客が多い。その中でも中国人が多いことに驚いた。二年坂では、きれいなレンタル浴衣のお嬢さんを何人も見たが、みんな中国語をしゃべっている。そのほか、各所に韓国人や東南アジア人、そして西洋人も多い。
金閣寺から竜安寺へ行くバス停で、スロベニアから来たという親子連れのオバサン...と少し話をした。娘が日本の漫画が好きで、日本語も勉強しているとか。その娘の希望で日本旅行を思い立ったとのこと。「スロベニアって、どこ?」 なんて失礼なことを聞いてしまったら、「あなた達のプリンスが最近来たじゃないの」と言われてしまった。「えっ、そうだっけ?!」・・・そういえばそんなニュースがあったような。
昔、金ぴかの金閣寺にあまり感動しなかった記憶があるが、年月のおかげで風情が出たのだろうか、今回はその素晴らしい光景に見とれてしまった。

「ブラックベリーがお好きですか」2013年07月18日 22:08

ご近所の友人宅の垣根に、夏になるとブラックベリーがたわわに実る。最近、彼女からおもしろい話を聞いた。ある日友人が犬の散歩から帰って自宅に近づくと、自宅の横にバイクが止まっていて、男の人が垣根に向かって何かしている様子が、だいぶ手前から見えた。郵便局かな、宅急便かな、と思いながら近づくと、見知らぬその男はブラックベリーの実を摘んでは袋に入れているではないか。一瞬、何を言おうか考えた後、彼女は「ブラックベリーがお好きなんですか」とその男に尋ねた。その男は「ええ」と答える。「どうやって食べられるのですか」と友人はなおも穏やかに尋ねる。男は「これを焼酎につけるんですよ」とうれしそうに答えたそうだ。その後、友人は何も言わず、門を開けて自分の家に入っていったが、その時、そのブラックベリー泥棒がどんな顔をしていたかは見なかったそうだ。「ブラックベリーがお好きなんですか」と声をかけた友人に座布団一枚!