「倶会一処」2015年09月14日 13:33

いやな雨が続いていたが、車で墓参りの当日は素晴らしい秋晴れ、妹と夫と3人で日帰りの墓詣りに出掛けた。祖父の代から東京に移った先祖だが、墓だけは信州上田に残っている。
息子がいない母が、将来のことを考え、同じ姓でなくても入れるようにと、墓碑銘に選んだのが「倶会一処(くえいっしょ)」という言葉。仏教用語で「念仏者は等しく西方浄土に往生し、一つのところに相会うこと」と辞書にあるが、母は「死んだらみんな同じ」ぐらいの意味にこの言葉を使ったのだろう。
背景の太郎山、父の命日に合わせての墓参りの時は美しく紅葉しているが、母の命日に合わせた今回は、青々としている。