運転免許更新・高齢者講習会2014年01月22日 12:43

もうすぐ古希を迎える私、運転免許を更新するのには「高齢者講習」を受けなくてはならない。だいぶ前に予約した自動車教習所に、ちょっと不安な気持ちで出かけた。まず、昔の教習所と比べて格段に立派になった教習所に驚く、広々とした、きれいなロビーで若者がたくさんたむろしていた。 どこにも高齢者らしき人はいないなあ、と思いながら受付へ・・・。私の顔を見るなり受付嬢が「高齢者講習会ですか。あちらでソファにおかけになってお待ちください」と後ろを指差す。振り返ると、ソファが置かれたコーナーに、10人ぐらいの、高齢者たちがくらーい感じでまとまって座っていた。うーん、何ともいえない気分。ほかのコーナーの若い人たちばかりの所との雰囲気の違い! ちょっとショックだった。 講習は、安全運転のビデオを見せられた後、動体視力、視野、夜間視力などの検査を受けたり、テレビゲームのような機械でブレーキを踏む反応などのテストがある。それが休憩を入れて2時間、あとは教習所内での実際の運転で、合計3時間の講習である。それで悪い結果が出ても、不合格ということはないそうだ。5800円という大金を払って、こんなことをしなくてはいけないのか、とちょっと不満に思った。 運転実習はもちろんオートマの車だが、昔と同じクランク型の道を運転していて、「こんな道、実際にあるの?」と思いながら、当時の、パワステではない重いハンドルに必死にしがみついて運転したことを思い出した。 私が免許を得たのは昭和38年(1963年)だったが、免許を取得すると、自転車もろくに乗れない私に自動的に自動二輪の免許もついてきた。もっと昔だと大型免許も付いてきたらしいが、随分と暢気な時代だったなあと思う。