九谷焼2015年08月27日 11:48

昔の染付の磁器が好きな私、色絵は苦手だが、古九谷は「青手」と呼ばれる緑の地に描かれた絵が大胆かつ上品だと思っていたので、ゆっくり鑑賞してみたいと、東京ステーションビル・ギャラリーでの「九谷焼の系譜と展開」に出掛けた。
展示品は割と少ない。古九谷は、すべて上品な作品ばかりだったが、ご馳走を盛る皿には合わないかな、主に飾り皿としての価値かな、と思いながら観て回る。
そして、明治以降、輸出用に作られたという九谷焼の品のなさにはびっくりした。立ち止まってみる気も起らなかった。
古九谷の中で、一つ、「こんなお皿、欲しいな、どんな料理を盛っても映えるな」と思う大きな皿があったので、「これ、写真を撮ってもいいですか」と案内の人に聞いたら、「展示物は撮影禁止でございますが、こちらのドアの向こうでしたら大丈夫です」と言う。そのドアの向こうにはきっと撮影可能なものが飾られているのだろうとドアをあけたら、そこはただ人が通るだけの廊下だった。

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