まな板の鰯2017年08月30日 21:50

狭心症のステントマン、3年位前から腰痛に悩んでいて、鍼治療や、整骨院に通い、自らもジムでトレーニングに励んだり水中歩行にエネルギーを注いでいたが、どうにも我慢ができなくなり、ついに手術を受けることになった。
そして本日、絵のような状態のもとで手術を受ける。病名は脊柱管狭窄症というもので、背中を5センチほど切ってカメラを入れ、脊髄の神経にぶつかっている骨の部分を削るような手術らしい。ただでさえ緊張しているのに、手術前の精密検査でいままでレントゲンに写っていなかった「白い影」が2つ見つかって、まずこれは何だということになった。それを聞いた私、「白い影」という言葉に昔の渡辺淳一・原作「無影燈」のドラマ「白い影」が思い出されて不安が倍増、しかし、執刀医の大先生によって、これはカルシウムの変形したもの、との説明にまずホッとする。おまけに骨密度をはかった時のレントゲンにはパジャマのボタンが丸く写って、それも最初は「これは何だ?」という笑い話もあったそうだ。
さてさて、この恐ろしく、かつ、おかしい絵は、病院のほうから配られた「こういう状態で手術を受けます」という案内のためのもので、マンガチックに描かれているからまだ救われるようなものの、当人にとっては、やはり緊張感を増すもののようだ。
何はともあれ「まな板の鯉」ならぬ「まな板の鰯(さかなへんに弱)」は無事手術を終えたのでした。