グリーン・ブック2019年03月20日 20:20

アカデミー賞作品賞となれば、観に行かなくては、という義務感のような思いがあったが、期待にそった、素晴らしい作品だと思う。まあ、少し「予定調和」気味でもあるが・・・
差別意識いっぱいだが、もともとは善なるイタリア系白人が、ピアニストとして地位と名声を手に入れている黒人の運転手として雇われる。それも北部から南部、差別意識の高いところへのドライブという大変厳しい仕事だ。出発前にもらう「グリーンブック」というのは、旅の間に黒人が泊まれるホテル、入れるレストランなどが列挙してある小冊子だ。 ロバート・ケネディが司法省長官になり公民権運動が盛んなころ、北部と南部の意識の差はまだこんなものだったのか、と映画を観ながら改めて感じ入る。昔、「夜の大捜査線」というシドニ―・ポワチエとロッド・スタイガーの映画があったが、あの映画を思い出した。
最近の世論にあわせたようにLGBTの問題も盛り込まれていたが、あれは必要なのかなあ…